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日本マジック界の底上げと、マジックの文化土壌の実現を。

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スクリプト・マヌーヴァでは海外のレクチャービデオ、レクチャーノートを翻訳して、皆さんにご紹介しています。日本語字幕版を出すにあたって、一番大事なのはもちろんレクチャー内容の翻訳ですが、その他の部分も色々と考えています。パッケージやジャケット、メニューのデザイン、そして日本語字幕版のタイトルなどですね。

オリジナル版は海外の方々を対象としていますので、私達日本人には馴染みが無い仕様や表現が割とあります。そこで日本のマジックファンの皆さんに分かりやすいように変更を加える必要があるのです。


振り返ってみたら「レストラン・マジシャンズ・ガイドブック」でも沢山考えました。ひと目で内容をイメージしてもらいやすくなるよう、タイトルもデザインもジャンジャン変えたのです。


The Restaurant Worker's Handbook(レストラン・マジシャンズ・ガイドブックの原著)
 

これを…
 


レストラン・マジシャンズ・ガイドブック(飲食店のメニュー・ブックをイメージしたデザイン)

こんな感じにしました。


この「レストラン・マジシャンズ・ガイドブック」のタイトルはスタッフ一同すごく悩みました。
「ワーカーズって誰のことを指すんだよ?」とか
「ハンドブックって何のことだか分からなくない?」という声も出て議論しました。
たくさんある変更の中で、タイトルひとつ取ってもこんな感じなのです。

 

今回はスクリプト・マヌーヴァが人知れず大いに悩んでいる、そんな日本語版タイトルにまつわるエピソードをちょっぴりご紹介したいと思います。

日本語字幕版のタイトルは、基本的にオリジナルの英語版のネーミングに沿っています。オリジナル版と同じ単語を使うことで、出来るだけ元のテイストを伝えたいからです。変更を加える場合でも、オリジナル版のニュアンスを反映させるようにしています。

でも例外はあるものでして、ズバリ日本語のタイトルが付けられたものがあります。
例えばこちらがそうです。

  
「サムチップはこう隠せ!」    

   
「ゼロから始めるステージ・マニピュレーション」


オリジナルの英語版タイトルをそのままカタカナにして、日本字幕版のタイトルにする。分かりやすい言葉だとそうするのですが、あまり馴染みの無い単語だと問題です。

意味不明のカタカナの羅列だと、タイトルを見ただけではどういった内容か分かって頂くことが出来ません。大抵の方は戸惑うことになってしまいます。

先程の商品の元々の英語版のタイトルは


「Examining The Thumbtip(エグザミニング・ザ・サムチップ)」       


「Manipulation Without Tears(マニピュレーション・ウィズアウト・ティアーズ)」


…「エグザミニング」とか「ウィズアウト」とか、ちょっと分かりにくいですね。
こういう場合はタイトルの変更が必要です。

オリジナル版の権利を持っているライセンサから、許可は得ているのでタイトルの変更自体は大丈夫ですが、問題はどう変更するかです。趣旨を押さえつつも、分かりやすい言葉で表現しなければいけません。かつ分かりやすいさを重視し過ぎて野暮ったくならないようにして、オリジナル版のテイストを活かさなければいけません。

日本で公開された映画のタイトルがオリジナル版と違っているのと同じですね。映画とレクチャーDVDで規模は違いますが、お客様に納得して頂けるようなタイトルを目指して頑張って考える訳です。そんな風にして生まれるのが、日本語字幕版仕様のタイトルなのです。

 

いかがでしたでしょうか?何気なく見かける商品にも、こんな試行錯誤があったりするのです。皆さんの目の前の商品も、それは大真面目に議論を重ねた上に生まれたタイトルなのです。その辺りをじっくり味わってご覧頂ければスタッフ一同大変うれしいなと思います。