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日本マジック界の底上げと、マジックの文化土壌の実現を。

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数えてみるとスクリプト・マヌーヴァの商品は150点を超えてました。
これも日頃から皆様が支えてくださるおかげです。
ありがとうございます。
 

さて今回は日本語字幕版DVD製作の裏側をご紹介します。
スクリプト・マヌーヴァは海外の品を翻訳してみなさんにご紹介している会社です。
メインのお仕事は翻訳ですが、今回は翻訳に寄り添う作業、校正をご紹介したいと思います。

校正とは何でしょうか?
いわゆるデバッグで、プログラミングとかで良く聞く単語ですね。
ここで言う校正とはモニターで翻訳された文章、DVDの設定をチェックするお仕事です。

「流れる字幕を眺める簡単なお仕事です」と言えたらいいのですが、これはこれで大変なのです。
色々とチェックしなければならない所があるので結構神経を使うのです。

例えば…

マジックのタネをキチンと解説しているか?
マジックのタネはレクチャーのキモです。
これが間違ってたら、ご覧になったお客様がマジックを再現できません。
カード一枚ずれてもダメなので、ここは念入りにチェックします。
カード、コインなどを片手にレクチャー内容をしっかり検証します。

まれにレクチャラー自身の勘違いなどで説明が間違っていることがあります。
翻訳は合ってるのに、マジックを再現出来なくなる恐ろしいパターンです。
ある種の不可能現象になるので要注意です。


ディスクはキチンと機能するか
メニュー画面のボタンのジャンプ先や、順番をチェックします。
ここがおかしかったらとまともに再生できない、なんてことになりかねません。

普段何気なく使っている機能もたくさんの設定のもとに成り立っているのです。
それらがキチンと機能しているかチェックするのです。

たまに隠しメニューを用意しているタイトルがあるのですが、それも再現します。
特定の場所をクリックしたり何秒か待ってたらオマケ要素にジャンプするケースですね。
ウチでもその隠しメニューを見つけるのに苦労していることは内緒ですよ。


誤字脱字
ここが抜けていると「見ますた!」なんて言葉を見かけることになります。
タネの解説ほど致命的ではありませんが、恥ずかしい思いをすることになります。
「ああ、間違えているんだなあ」と思われるわけなのです。

誤字脱字をチェックする段階だと、校正もほぼ終盤です。
もう一度全体を見直して校正終了です。

 

校正が終わったら工場に入稿してプレス工程に入ります。
一旦プレス工程が進むとそう簡単に修正することは出来ません。

もし入稿後にミスが発覚したら…
タイミングによっては追加料金が発生するのでとても焦ります。
工場で作業を止めてもらい、急いで修正版データを作り直します。
過去に何度工場を止めたか分かりません。


商品がスクリプト・マヌーヴァに納品される時が一番ドキドキします。
この段階に来るとよほどのことがない限り修正は出来ません。
ミスが見つかっても身もだえする思いで眺めるしかないのです。
ここで不具合を見つけることもあるので冷や汗ものです。

「アーッ!」
なぜか全てが終わった後に見つかる痛恨のミス!
 

過去に色々なトラブルはありましたが、お蔭様でなんとか修正してこれました。
今の所は致命的な問題は起こっていない…はずです。


こんな感じで華やかな翻訳作業の裏で地味ながら校正は進んでいきます。
お手元の商品ひとつひとつにもこんなドラマがあったりするのです。

もし小さななミスとか見つけたら…、そっとして下さいませ。