このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

日本マジック界の底上げと、マジックの文化土壌の実現を。

Email: info@script-m.jp Tel/Fax: 0725-90-7660 9:00~18:00(土日祝日は休み)

トップ > 買い物 > セレクション

私が現場で感じていたこと

みなさんこんにちは。スクリプト・マヌーヴァ代表の滝沢敦です。 私はスクリプト・マヌーヴァを始める前は、マジック・バーでマジシャンとして活動すると同時に、出演するマジシャンたちを現場でマネジメントする、ということを数年間行っていました。そこでマジシャンになろうという人ならおそらく誰もが思うとおり、「自分にしか出せない魅力」に溢れた「感動を与えられる演技」がしたい、そしてそんなパフォーマンスが見られるバーにしたい、と思っていたのです。

私が面白いマジックを見たときに感じる興奮とは、例えば良質の本や映画を楽しんだときと同様に自分の中の何ごとかに触れて、感情を大きく揺さぶってくれるもの。しかしマジック・バーで借り物の手順になけなしのジブンラシサをまぶしたような演技をしていた私にとって、そのレベルにまで行くには“新しいマジックを覚えてたくさん練習する”という方法だけでは超えられない壁の存在を感じていました。

壁の存在

その時やっていたことの延長線上に求める演技が無さそうなことは、私よりもずっとマジックを知っていて、テクニックも素晴らしいのにまったく面白くない演技をする人をたくさん見てきたことからも予想が付きました。つまり、観客の心に何かを残す演技がしたければ“新しいマジックを覚えてたくさん練習する”以外のアプローチが必要なのです。これは他の分野で例えると分かりやすいかも知れません。CGやアクションは凄いけど、面白くない映画がある。絵は綺麗だけど、面白くないマンガがある。格好良いけど、演技の下手な俳優がいる。マジックはいくら不思議でタネが追えなくても、それだけでは現場で不十分なのです。

壁を越えるために

これは現場で働くマジシャンが遅かれ速かれぶつかる壁のようです。この壁を超えることが、マジックを“できる”ようになった人たちの次のステップなのでしょう。海外からマジックの情報が入るようになって数十年、日本はおもにマジックが“できる”ようになるための情報ばかりがクローズアップされてきました。今後はそれをどう使うかの議論が、これまで以上に必要になってきていると強く感じています。

ここに問題意識を持っているマジシャンたちを応援するために、スクリプト・マヌーヴァではいくつかの書籍を出版してきました。ここに紹介しているのは、そのアプローチを考えるきっかけとなる書籍です。この本たちは、あなたのレパートリーを(あまり)増やさない代わりに、演技の質を高めるきっかけを与えてくれるでしょう。

ファイブポインツ」はあなたのマジックをより不思議にするために。
オーディエンス・マネージメント」はあなたのマジックをより盛り上げるために。
ファウンデーションズ」はあなたのマジックをより独特なものにするために。
ヒューミント」はあなたの演技で圧倒的な差別化をはかるために。
ウケるキッズ・ショーの作り方」はあなたのキッズ・ショーをより爆発的にするために。
リフレクションズ」はあなたの創作カード・マジックをより不思議に面白くするために。
レストラン・マジシャンズ・ガイドブック」はあなたのテーブル・ホッピングを上質なビジネスにするために。
マキシマム・エンターテインメント」はあなたのエンターテインメント性を最大化するために。
ビヨンド・デセプション」はあなたの創造性やセンス、表現力を高めるために。
インターセクション」はあなたの世界観を練り上げ、アクトに落とし込むために。

現場に立ちふさがる壁をのり越え、借り物の演技しかできない状況から脱却して、「自分にしか出せない魅力」に溢れた「感動を与えられる演技」ができるマジシャンが増えてくれることを願っています。