実践本意のノー・ギミック・デックスイッチ決定版
ノー・ギミック、実践本意のデックスイッチ
観客の目の前でデックをすり替えるという昔からのコンセプトに、革新をもたらすDVDが登場しました!手順の中で巧妙にデックをすりかえる方法は今までも様々な作品の中で解説されてきましたが、ここに収録されているのは、完全に手順とは切り離した状態で観客の目と鼻の先で堂々とデックをスイッチする手法です。それをノー・ギミックでジャケットもなしに行う方法を20種類以上解説します。
自然、ということ
ベンジャミン・アールの凄さは、もともと冴えている指先のテクニックに、自然さを絡められるところ。指先だけではない、体全体を使った自然さの演出。体の動きと瞬間かもしだす脱力感でオフビートを作り出し、その瞬間にシークレット・ムーブを行うのですから気づきようがありません。
汎用性と実用性
またここに収録されているデックスイッチは互いが密接に関連しており、ほとんどが同じ手の形から行えるのも特徴です。基本の形を身につければ、好きなときに状況に応じて自由に10種類以上のデックスイッチを使い分けることができるのです。カットやスプレッドの動きに隠れて行うものもあれば、カバー無しで堂々と行うものまで、様々な動きを紹介します。
自然さを追求するテクニシャンが行う、実践本位のデックスイッチがついに公開されます!
このコンテンツで解決できること
ベンジャミン・アールがここで解説するのは、デックスイッチを「特別な操作」から「ただの手の動き」に降格させる方法論です。
彼が最初に提示するのは、たったひとつの原則。ディーリングポジションと、ビドルグリップ。この二つの持ち方の組み合わせだけで、収録されているスイッチのほぼ全部が始められます。25種類のテクニックを丸暗記するのではありません。ひとつの持ち方を身体に入れて、そこから状況に応じて枝を伸ばす。だから習得の負荷が、種類の数ほどには増えません。
観終わったあとに変わるのは、こんなところです。
テーブルにデックを置く。その動作のなかで、もうデックが入れ替わっている。あるいはデックを持ち上げる。その途中で、すでに別のデックになっている。カットを一回行う、それだけでデックだけが変わっている。
また、デックケースを使ったスイッチも4種類、まるまる解説されています。ケースを卓上に置いた、その一瞬で終わります。ギミックは要りません。角度のストレスも、指先の負担も、他のスイッチよりずっと低いでしょう。
何ができるようになるか
シャッフルしてもらったデックが、テーブルに置かれた次の瞬間にはメモライズド・デックになっている。ここから先、一枚も探さずに全部当てられます。
レギュラーデックで一通り演じたあと、フィナーレでオムニデックへ。カットが不要な方式を選べば、スタックを崩さずに入れ替えられます。
トライアンフの途中で、ばらばらのデックが揃ったデックへ。デックスイッチでこれをやる人は多くありませんが、それも収録されています。
演技の最後に観客が「トランプを見せて」と手を伸ばしてきても、普通のデックを渡せられます。
こういう場面を、自在に行うことができるようになります。
こんな方に向いています
- 座って演じる機会が多い方
- メモライズド・デックやスタックを使いたいが、仕込んだデックをどう登場させるか悩んでいる方
- オムニデックやトリックデックを持っているのに、出し入れが不自然で使えていない方
- すでにカードマジックを一通りやっていて、次の武器を探している中級以上の方
- 技法そのものより、「なぜその動きが自然に見えるのか」の理屈を知りたい方
こんな方には向きません
・テーブルホッピングや、居酒屋・飲食店でのカジュアルな演技が主戦場の方
立っている観客がいると、難しい面がいくつかあります。腰を据えた環境向けです。
・カードマジックをまだ始めたばかりの方
ダブルリフトや基本的な手順の練習中の段階だと、優先順位が違います。
・「一発で観客を吹き飛ばす現象」を探している方
これは現象のコンテンツではありません。現象を成立させるための、裏方の技術です。
知っておいた方がよい前提知識
ある程度のマジックを演じられる方でしたら、特別な前提技法はほとんど要りません。
海外のレビューでも「中級レベルのカードマジシャンなら十分手が届く」と評価されていました。
あとは、当然ですが、同じデザインのデックが2組および、一部のテクニックにはカードケースが必要になります。
ベンジャミン・アールについて
イギリスのカードマジシャン。
彼の「リアル」シリーズは、古典的なテーマをひとつ選んで、それを現代の演技環境に合うところまで徹底的に作り直す、というコンセプトで作られています。『リアル・デックスイッチ』はその第三弾。
海外の老舗レビューサイト Straight Talk Magic は、こう書いています。「ベンは教えることに長けている。マジックを創ることにも長けている。そして、周りの人間を騙すことにかけては、間違いなく天才だ」。同じレビューは最後をこう締めています。「彼は悪魔と取引したに違いない。魂と引き換えに、常軌を逸した才能を手に入れたのだ」。
大げさな褒め方に聞こえるかもしれません。ただ、実際に映像を見ると、その言い方をしたくなる気持ちがわかります。彼の手は、何もしていないように見えるのです。
購入前に気になるところへ、正直にお答えします
難しすぎませんか。
技法として複雑なものはありません。ただし「シンプル」と「すぐできる」は別です。技法自体は難しくありませんが、流れを掴むには本物の練習が必要でしょう。しかし何をどう練習すればいいかは明確になるので、迷子にはなりません。時間の問題です。
特殊な道具は必要ですか。
要りません。同じデザインのデック2組と、そのカードケース。それだけです。ギミックデック、ホルダー、特殊な服。どれも不要です。デックケースを使う方式も、ケースそのものは何の細工もない普通のものです。
実演で本当に使えますか。
かなり実践的な内容ですが、環境次第な部分もあります。マジシャンが座っていて、テーブルがあって、観客も座っている。この条件が揃うなら、極めて強力です。逆に立ち仕事中心の方には、正直おすすめしにくいでしょう。日本のレビュアーも「しっかりセッティングされた場で本格的にカード・マジックをやる人向け」と結論づけていました。
ですので、これは一度観て終わりにするコンテンツではありません。気に入った技法を2つか3つ選んで、その部分を繰り返し観て、手を動かす。それができてから、次の一つを増やす。そういう使い方が合っています。全部を一度に習得しようとすると、確実に消化不良になります。
スクリプト・マヌーヴァが選んだ理由
デックスイッチは、日本語できちんと解説されたものが極端に少ない分野です。
派手ではありませんし、トレーラーで「うわ」ともなりません。でも、実際に演技のレベルを一段上げるのは、こういう地味な技術です。
もうひとつ、選んだ理由があります。このコンテンツは、技法の寄せ集めで終わっていません。ベンが繰り返し語るのは「自然さは、勝手に生まれるものではなく、作るものだ」という考え方です。何かを密かにやるとき、どうやって自然に見える動きを組み立てるか。その思考の手順が、技法と一緒に入っています。だから、ここで学んだことはデックスイッチ以外にも応用できます。
先ほどのレビューサイトは、こう書いていました。「これはマジックを教えているだけでなく、プレゼンテーションの哲学と、自分がやっているすべての動作への配慮を教えている。知的な作品であり、観ていて楽しい」。
日本語で、この思考を届けたい。それが翻訳した理由です。
最後に
このコンテンツは、万人向けではありません。ここまで読んでいただいた通り、環境を選びます。立ってやる方には向きません。
しかし、条件が合う方にとっては、演技の設計図そのものが書き換わるかも知れません。「このデックだったらできるのに」と諦めていた現象が、全部候補に戻ってくるのです。仕込んだデックを、演技の途中で、観客の目の前で堂々と持ってこられるようになるからです。
観客が見ているのは単にデックを取り上げたり、カットする動きだけ。しかしそれでもう、次の現象の準備が終わっている。
その数秒を手に入れるために、ベンジャミン・アールが解説します。あとは、あなたの手が覚えるだけです。






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