ミスディレクションの達人が語るミスディレクションの神髄
タネを知っていても引っかかる衝撃
名人トミー・ワンダー。
私(滝沢)が見た初めての彼のマジックは「2カップ・ルーティン」でしたが、そのミスディレクションには完全に引っかかってしまいました。そのときは単純に凄いなあと思っていましたが、様々なマジシャンの演技を見るにつれ、トミー・ワンダーの演技はやはり別格だったことが分かるようになったのです。このマジックが他と違うのは、そうなるのが分かっていても、やり方を学んだ後でも、同じ場所で同じように引っかかってしまうこと。でもその理由がわからない。上手に構成している、と言ってしまえばその通りなのですが、何がどうなって、あんな手順構築ができているのか。他のいわゆる「ミスディレクション」を使ったマジックと、何が違うから毎回引っかかってしまうのか。
それを実現する方法論
今回のノートを読んで、その理由が分かりました。
と言うより、これは私が不思議に思っていた部分をこそ解説する本だったのです。
強烈なミスディレクションを構築するトミー・ワンダーによるミスディレクションの本。
そもそもミスディレクションとはどういうものなのか?
どのようにミスディレクションをアクトに組み込むのか?
彼が「ミスディレクションというものは存在しない」と言う本意は何か?
あなた自身の手でひも解いてください。
ハイマン –
ミスディレクションのクオリティを格段に上げれます。ホンマです。マジでホンマです。
ミスディレクションが正確に出来ると言うより、ミスディレクションの威力が上がると言った方がいいと思います。観客の「え?いつやったん?」の不可能性の印象をより強く植え付けられる様になります。
※必ずこの本を読む前にミスディレクションの手順を演じてみて下さい。それから読んでもう一度同じ手順を演じてみて下さい違いが分かりやすいです。
星マイナス1は完全に初心者向けの内容ではないので、それを紹介文の何処かに書いてあげて欲しいです。