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2021年の人気タイトル トップ5

新年が明け、ようし仕事を始めるぞ!と意気込んでいたところに、いきなり三連休が来て嬉しいやら肩透かしをくらったような年始めでした。きっと昨年もそんな感じだったはずですが、まったく覚えていません…。

…というわけで、記憶が消えないうちに昨年の人気タイトルトップ5を発表してみようと思います!

第5位 ハンサム・ジャック:エトセトラ

ジョン・ロヴィックが自身のパーラーレパートリーとともに様々な演出に関する考えを解説した名著。独創的な工夫が随所にこらされており、パーラーでのアクトとキャラクター造形に興味のある方には最適の内容です。

ジョン・ロヴィック演じるハンサム・ジャックが解説をし、それにロヴィック自身が突っ込みコメントをしていくスタイルも、読み物として面白い。

第4位 V2

2019年にリリースしたwhich hand系の手順を集めた『V2』がランクイン。

メンタル的な不思議さと構造の巧妙さを兼ね備え、また道具が不要な手軽さもあって良いマジックが詰まっている本書。前年よりも順位を上げてのランクインでした!

第3位 マスタークラス・ライブ:ルーク・ジャーメイ 前編

これは強く「翻訳出来て本当に良かった!」と思えたタイトル。こういうものを紹介したいがためにこの仕事をやっているようなものです…。

ショーなどではないカジュアルな場で「これは本当に魔法かも知れない」と思わせるためのノウハウが解説されています。

なんといっても本物の魔法ですよ!?パフォーマーのスタンスや価値観に一石を投じる、必見のタイトルです!

第2位 デコーデッド

2人の演者の間で暗号を使うことによって強烈な不思議を作り出す2パーソン・テレパシー。

これを初歩的なものから、プロとしてショーで使っているものまで幅広く解説しています。未見の方は、彼らのパフォーマンスをぜひご覧下さい。

手法が巧妙さで、パフォーマンスも面白いという最高のタイトルです!

第1位 ミスディレクションは存在しない

マジシャン必須のテクニックと言われるミスディレクションを、ミスディレクションの達人であるトミー・ワンダーが否定!?その真意はどこにあるのか?もしミスディレクションというものが存在しないのならば、彼のパフォーマンスを見て引っかかってしまうあの間隔は一体何なのか!?

これも全マジシャンに読んで頂きたい一冊です。


やはり書籍が強いですね…。
これはスクリプト・マヌーヴァのお客様層もありますが、昨年1月にシステムをリニューアルして、電子書籍版がより簡単に入手しやすくなった影響もありそうです。今年はもう少しリリース数を増やして行きたいところです。

というわけで、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

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マジシャン向け?ボードゲーム『オートリオ』で遊んでみた

2022年があけました。皆様はどのような年末年始を過ごされていましたでしょうか?
私は北海道へ帰省して、親族とゆっくり過ごしていました。そこで色々なゲームもしていたのですが、マジックではないですがマジシャン向けか?と思えるような面白いボードゲームを見つけたので、ご紹介します。

オートリオ

詳しいルールは発売元の紹介をご覧いただきたいと思うのですが、ざっくり言うと2〜4人向けの三木並べです。9マスのフィールドの中に「このように自分のコマを置いたら勝ち」と言う並べ方が数パターンあり、ターンごとにそれに向けてコマを置いたり相手の並びを邪魔したりするシンプルなもの。それに大中小の3種類のコマを取り入れることで、ぐっとゲーム展開が複雑になっていきます。

良いゲームのご多分に漏れず、シンプルながら奥の深いプレイが楽しめます…が、まあゲームの面白さ紹介は他ページにゆずりましょう。

どこがマジシャン向けなの?

ここでは何がマジシャン向けなのか、のお話をしようと思います。
キーワードは「ミスディレクション」「アティチュード(態度)」「意識の誘導」あたりでしょうか。

勝つ条件は自分のコマを3つ並べる、というシンプルなもの。マスも9つだけなので見るべき場所も少なく、普通に並べていれば「ここに置いたら勝てる」という最後のマスを簡単に相手に潰されてしまいます。

しかし何度かやると分かるのですが、混戦になると相手のリーチ(あと一手で勝つ状態状態)に気づかないケースが出てくるのです。3つ並ばせないだけですよ?超シンプルです。なのに、気づかない。

先ほども書いた通り、三木並べなので単純に並べていけば、すぐ最後のマスを相手に潰されてしまいます。そのために王手飛車取りのような二重リーチを仕掛けたりするのですが、それも2人の相手に気づかれれば、簡単に潰されてしまいます。理屈では。でもそれに気づかないケースが出てくる。

どのケースも、コマの配置は一目瞭然です。そりゃそこに置かれたら負けるよね、と一目で分かる。でも、気づけない。

そんな状態ですから、負けたら非常に悔しく、勝ったら常にドヤ顔を決められるんですね。

つまり、このゲームはいかに自分のリーチを気づかせないかにかかっているのです。
目の前に堂々とある状態に気づかせないのがキモ…となると、それはもうマジシャンの領分じゃないですか。

このゲームを勝つために使えるマジシャン力

・ミスディレクション

4人でプレイする場合は、4色のコマが林立することになります。それに大中小のコマが入り交じるので、実はリーチだけれどそう見えにくい状態にすることができます。その状態を研究し、意図的に配置していけば気づかれない可能性を高めることができます。

・アティチュード

これは態度のことで、今回で言えば「何気ない態度」つまりポーカーフェイスですね。ポーカーフェイスは他のゲームでも有用ですが、ことオートリオに関してはわずかな表情や声のゆらぎが発生するだけで、致命的なヒントを相手に与えてしまいます。自分が何かに気づいた、何かを狙っている、ほんの少しでもそれが悟られたら、相手はプラスアルファの注意で盤面を確認しにきます。そうすると勝利条件がシンプルであるだけに、簡単に狙いがバレてしまうのです。

・意識の誘導

上記の2つでしたいのが、つまるところ相手の意識を誘導することです。
構造を利用したミスディレクション。相手に意図を読ませないアティチュード。アティチュードに関しては、逆にそれを利用してある相手の手を別の相手に気づかせ、自分の手から意識をそらせるなどの使い方もあり得ます。

このように、オートリオはルール外のいわゆる番外戦術が大きな意味を持つゲームです。手順は手順としてこなし、手順外の様々なサトルティで観客の意識をはずしていくマジックと大きな共通点を感じました。

………

…リストアップするとどんなゲームでも共通する要素だった気がしないでもないですが、このオートリオというゲームではこれらの要素がその他のゲームに比べても非常に強いと感じました。この部分を鍛えることで、マジックを演じるときも手順外の様々な手を使う幅が格段に広がると思います(※個人の感想です)。

マジシャンでもボードゲームが好きな人は多いですよね。
スクリプト・マヌーヴァでも、仲間同士で集まったときにはボードゲームをよくやって遊んだりしています(最近はコロナ禍で集まる機会がめっきり減りましたが…)。
たまにはこんなゲームをしてみるのも面白いのではないでしょうか。オートリオ、面白かったです。

このゲームを勝つために使えるマジシャン力:番外編

アティチュードが完璧であれば、次のような手が使えます。

このゲームでは使えるコマ数が限られているので、「あそこに小を置けば勝てるのに、もう使い切ってしまった」というケースもままあるのですね。

そんなときには、使えるんですよ、スライトが。奥側のマスに大や中を置き、手を戻すときに手前に置いてある小を密かに取ってくるのです。

…はい、ズルです。やっちゃいけません。
でも何気ないアティチュードがしっかりできていれば十分可能です。ちゃんとした勝負でやるのはNGですが、相手と状況を見てトライしてみれば、適切なアティチュードを身につける格好の練習になると思います(笑)。なお、これを実行した際の結果については自己責任でお願いいたします。

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Straight Playing Cardsとは?

マジシャンがマジシャンのために考えてデザインしたデックです、
『気軽に使い倒せる、現場最適化されたデックが欲しい』その思いを胸に、様々なマジシャンの声から、マジックに最適なデックをデザイン、生産工場から再設計。
日々寄り添う、『ちょうどいい』デックを目指します。

公式サイトはこちらより。